2001年度 東北地理学会春季学術大会

1.期  日  2001年 5月19日(土)〜20日(日)

2.会  場  仙台市戦災復興記念館
        〒980-0804 仙台市青葉区大町2-12-1 TEL 022-263-6931


3.日  程
   5月19日(土) 9:30〜11:48  研究発表
           12:10〜13:00  評議会
           13:00〜16:20  研究発表
           16:30〜17:00 総 会
           18:00〜20:00  懇親会
   5月20日(日) 9:30〜11:48  研究発表
           13:00〜16:00  シンポジウム


4.懇 親 会
  場  所 仙台市戦災復興記念館内地下展示ホール
  会  費 5,000円(学生・院生は4,000円)


5.シンポジウム 「GISと地理教育」
 本シンポジウムは、最近、急速にわが国の学校教育現場でその活用方法が注目されてきたGIS(地理情報システム)についての意見交換を目的にしたものである。2002年からの学習指導要領の改訂で、小学校では総合的学習で地域体験教材の開発が盛んに行われるようになり、中学校社会科地理では身近な地域の学習が重要な単元となる。しかし、学校教育の現場とりわけ小・中学校レベルでのGISの普及は大幅に遅れているのがわが国の実情である。そこで、本シンポジウムでは、こうした中で、より手軽に活用できるように工夫されたGISを活用した地理教育の実践例を紹介し、同時に普及する上での問題点などを議論していきたいと考えている。


6.会場への交通案内
   JR仙台駅から徒歩20分,市営バス「東北公済病院前」下車徒歩5分,地下鉄「広瀬通駅」下車徒歩10分

7.会場付近案内図


2001年度 東北地理学会春季大会プログラム

カッコ内は開始時間,*は口頭発表者
p:OHP使用 s:スライド使用 S:12+6分 L:20+8分

第1会場

19日(土)午前 ( 9:30〜11:40)

1-01p L( 9:30)二口絵理子(東北大・院):地域の変容に伴う祭りの変容―生出森八幡神社の例祭を事例として―
1-02p L( 9:58)加藤 綾(東北大・院):地域社会における対行政要望の表出過程とその背景―仙台市の事例―
1-03p L(10:26)木村 耕(東北大・院):既婚女性の就業と生活に関する一考察―大規模小売業就業者の事例―
1-04p S(10:54)宮城豊彦*(東北学院大)・鷲尾奈都(ベネッセコーポレーション)・長島康雄(仙台市天文台):仙台市における小学校区の遊び環境分析―アンケート調査の結果を中心として―
1-05ps L(11:12)岩船昌起(志學館大):坂の認知と人間行動―シラス台地における自転車を用いた予備的研究―

19日(土)午後(13:30〜15:58)

1-06p S(13:30)酒井宣昭(東北学院大・院):遠刈田系こけし産地の流通構造
1-07p L(13:48)橋本雄一(北海道大):国際特許出願の時空間構造
1-08p L(14:16)百瀬裕水(北海道大・院):長野市における近接性の変化―公共交通流動を中心として―
1-09p L(14:44)川村真也(北海道大・院):大阪大都市圏周辺部における土地利用の変化
1-10p S(15:12)石澤 孝(信州大):北陸地方における高速交通網の整備と都市間連携
1-11p L(15:30)今野修平(大阪産業大):曲り角の東北開発政策を考える

20日(日)午前 ( 9:30〜11:40)

1-12p L( 9:30)村山良之・境田清隆*(東北大):ジャワ島における降水量変動と米生産
1-13p L( 9:58)元木 靖(埼玉大):中国の東北地区における稲作展開の可能性と条件
1-14p L(10:26)牧田 肇(弘前大):20世紀.白神山地周辺地域の土地利用変化とDEMによる解析
1-15p L(10:54)金安岩男(慶應大):新聞チラシ広告を活用した地理学教育の試み
1-16p S(11:22)平井 誠*(筑波大・研)・森本健弘・村山祐司(筑波大):大学院地理学専攻におけるGISの運営とその課題

第2会場

19日(土)午前 ( 9:30〜11:48)

2-01p S( 9:30)伊藤晶文*(東北大・院)・松本秀明(東北大)・木暮 亮(石巻市役所):石巻市沼津貝塚周辺における完新世後期の古環境変化
2-02p S( 9:48)竹村亮子(オリエンタルコンサルタンツ)・松本秀明*(東北大)・松宮正樹(尚絅女学院高)・高橋美恵子(パリノ・サーヴェイ):仙台平野北部に発達する自然堤防の形成年代について
2-03p L(10:06)高橋美恵子*(パリノ・サーヴェイ)・松本秀明(東北大):福島県浜通り駒ヶ嶺低地の発達過程
2-04p L(10:34)木庭元晴*(関西大)・貝柄 徹(関西外国語大):インドネシア バリ島南岸の海岸構造物の建設にともなう砂浜侵食と砂洲の形成
2-05p S(11:02)佐々木明彦(東北大・院):泥炭質土層の分布および生成年代からみた守門岳亜高山帯の縮小過程
2-06ps L(11:20)高橋伸幸*(北海学園大)・長谷川裕彦(明治大・非):気温・地温特性から見た北アルプス南部・常念乗越における周氷河環境

19日(土)午後 (13:00〜16:20)

2-07p S(13:00)小元久仁夫(日本大):安定同位体比(δ13C)にもとづくビーチロックの14C年代の補正(予報)
2-08p S(13:18)北川靖夫*・栗原宏彰(福井県立大):石川県三村山のポドゾル性土壌の粘土鉱物組成
2-09p L(13:36)清野 茂*(宮城県保健環境センター)・藤巻宏和(東北大):七ッ森火山岩頸周辺域の陸水の地球化学的検討
2-10p S(14:04)北村 繁(弘前学院大):エルサルバドル共和国西部サンタ・アナ周辺地域の第四紀火山活動(予報)
2-11p S(14:22)村山良之*(東北大)・藤原健蔵(広島経済大):2001年芸予地震による被害分布の特徴
2-12p S(14:40)李  穎(日新技術コンサルタント):GISによる都市地震防災の情報システム構築
2-13p L(14:58)佐藤朋子(お茶の水女子大・院):天気予報における統計的分析の再評価について
2-14p S(15:26)氏家尚宣(東北大・院):愛子盆地-仙台市街地間における夜間の冷気移流
2-15p S(15:44)辻 忠恭(立正大・院):フィンランドにおける都市気温の経年変化とその特徴
2-16p S(16:02)吉野徳康(法政大・非):熊谷市における都市域の拡大にともなうヒートアイランドの変化

20日(日)午前 ( 9:30〜11:48)

2-17p S( 9:30)古田智弘(東北大・院):土壌厚を異にする2つの丘陵地谷頭部における降雨-流出反応の比較
2-18p S( 9:48)松林 武*(東北大・院)・田村俊和(東北大):斜面上の位置によるソイルクリープ速度の違い
2-19p S(10:06)内山庄一郎(東北学院大・院):地すべり地形特性値に関するGIS解析―高館丘陵での分析例―
2-20p L(10:24)松浦旅人(東北大・院):山形県新庄盆地に分布する中期更新世のテフラ―構成物質および屈折率特性の層内垂直変化―
2-21p L(10:52)山縣耕太郎*(上越教育大)・百島由希子(上越教育大・学)・佐藤芳徳(上越教育大):河成段丘にもとづく黒部川扇状地の地殻変動に関する検討
2-22ps L(11:20)栗山知士(能代工高):旧八郎潟東岸・井川付近の活断層その2,新しい活断層露頭の発見とその意義


シンポジウム  テーマ:「GISと地理教育」

第2会場  20日(日)午後(13:00-16:00)

趣旨説明(13:00)
  小金沢孝昭(宮城教育大):地理教育とGISの可能性
基調報告(13:15)
  阿子島功(山形大):地理教育におけるGIS活用の現状
実践報告(13:50)
  星 達朗(パスコ):小学校用教材ソフトの開発
  鈴木朝二(前宮城教育大学附属中):中学校でのGISの活用
  青木孝豪(柴田高):高校でのGIS活用―図法ソフトを利用して―
  三浦 紳(東北電子計算センター)・小金沢孝昭(宮城教育大):地理教育へのGIS支援システム
  山田浩久(山形大):大学でのGIS教育
全体討論ならびにまとめ(15:40−16:00)

なお,20日(日)午前には,GIS関連機材のデモンストレーションが会員控室にて行われておりますので,ぜひご覧下さい。


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