東北地理学会2005年度秋季大会 (山形地理学会と共催)
1.期 日2005年10月8日(土)〜9日(日)
2.会 場 東北公益文科大学教育研究棟〒998-8580 山形県酒田市飯森山3-5-1
3.日 程 10月8日(土)8:30 受付開始
9:00〜12:30 研究発表
13:30〜17:30研究発表・シンポジウム
18:00〜19:30 懇親会
10月9日(日)9:00〜17:30 巡検
4.懇親会場所 東北公益文科大学ファカルティクラブ(新世紀館3階) 会 費 4,000円(学生・院生 3,000円)
5.会場への交通
JR酒田駅からるんるんバス(酒田市営バス)で約15分(酒田駅正面口−大学前,運賃100円)庄内空港からリムジンバスで約25分(庄内空港−公益文科大学前,運賃560円)
詳細な交通案内はこちらからどうぞ(pdf版)。
6.昼食 学内食堂をご利用ください。
7.宿泊 酒田市のホテル等をご利用ください。なお、会場の近くに「かんぽの郷酒田」(酒田市飯森山3丁目17-26 TEL
0234-31-4126)があります。
8.会場周辺案内図
研究発表プログラム
括弧内は開始時刻 *は口頭発表者 p: 液晶プロジェクター使用 発表・討論時間 S:12+5分 L:20+5分
第1会場(人文分野) 午前(9:00〜12:13)
1-01 pS ( 9:00) 加藤 浩(山形県青年の家):山形市広域圏における混在地の進行と地域的特性
1-02 pS ( 9:17) 香川貴志(京都教育大):バンクーバー大都市圏郊外地域における宅地化の特徴−おもに南郊のサレー市を例として−
1-03 pL ( 9:34) 阿部 隆(日本女子大):東アジアの都市化とその人口学的背景
1-04 pL ( 9:59) 下村知洋*(新潟大・院)・櫛谷圭司(新潟大):中国北京の住宅小区での伝統的活動−実態調査報告−
1-05 pS (10:24) 高野岳彦(東北学院大):阿武隈中山間地農業の地域性の変容
1-06 S (10:41) 千葉昭彦(東北学院大):釧路湿原再生事業の意義と課題
1-07 pL (10:58) 松森堅治*(農業工学研究所)・石田憲治(農業工学研究所)・義村利秋(政策科学研究所)・栗田英治(農業工学研究所)・長利 洋(農業工学研究所):宅地および水田・農業用水路の分布の特徴と住民の景観評価
1-08 pL (11:23) 佐々木英憲(上越教育大・院):羽越地方における焼畑耕作−温海カブの栽培を中心として−
1-09 pL (11:48) 元木 靖(埼玉大):近年における和菓子メーカーの地場クリ生産への接近について
午後(13:30〜15:11)
1-10 S (13:30) 初沢敏生(福島大):福島県土湯こけし産地の存立基盤の変化
1-11 pL (13:47) 山本健太(東北大・院):アニメーション産業の生産システムと東京集積メカニズム
1-12 S (14:12) 葛西大和(山形大):移出入品の取扱額からみた明治期における日本の港湾の盛衰について
1-13 pS (14:29) 梅津洋輔*(東北大・院)・里村 亮(東北大・院)・増田
聡(東北大):被害予測を中心とする災害情報の公開と活用
1-14 pL (14:46) 玉懸慎太郎(法政大・院):ファンサイト掲示板に書き込まれた静岡県松崎町−テレビドラマ「世界の中心で,愛をさけぶ」のロケを題材に―
第2会場(自然分野・ビデオ放映・シンポジウム)
午前(9:30〜12:28)
2-01 pS ( 9:30) 西城 潔(宮城教育大):宮城県北西部、大沼湿原周辺の丘陵地における炭焼き窯跡の分布と使用年代
2-02 pL ( 9:47) 中村美里*(宮城教育大・院)・小岩直人(弘前大)・西城
潔(宮城教育大):白神山地における地すべり地形とブナの分布−大川上流域およびミニ白神の事例−
2-03 pS (10:12) 長谷川裕彦(明治大・非)・佐々木明彦*(東北大・研)・増沢武弘(静岡大)・加藤健一(静岡大・院):南アルプス、荒川三山南面カール群の地形発達
2-04 pS (10:29) 佐々木明彦*(東北大・研)・長谷川裕彦(明治大・非)・増沢武弘(静岡大):南アルプス、荒川中岳南西カールにおける完新世の地形プロセス
2-05 pS (10:46) 村山良之*(東北大)・黒木貴一(福岡教育大):2005年福岡県西方沖の地震による地形改変地における被害
2-06 pS (11:03) 八木浩司*(山形大)・渡部寿郎(山形県小国町役場):地すべり情報のGIS化と危険箇所判定手法の開発
2-07 pS (11:20) 内山庄一郎*(防災科学技術研究所)・大八木規夫(深田地質研究所)・井口
隆(防災科学技術研究所):2004年新潟中越地震による詳細斜面変動分布図の作成
2-08 pS (11:37) 中村洋介*(立正大)・瀬戸真之(立正大)・島津 弘(立正大)・岡田篤正(京都大):被覆土壌掘削に基づく宮宿断層の活動性評価
2-09 S (11:54) 岡崎清市(東北大・研):混合粒径の移動限界について
2-10 pS (12:11) 古田 昇(徳島文理大):阿佐海岸平野の地形環境
午後(13:15〜17:30)
13:15〜13:55 ビデオ放映「庄内砂丘クロマツ物語〜その大いなる財産〜」 国土交通省東北地方整備局酒田道路河川国道工事事務所 作成
(プレ・シンポジウム発表)
2-11 p L (14:00) 林 一成*(東北学院大・院)・宮城豊彦(東北学院大)・柳澤英門(東北大・院)・Chalchai Tanaund(Prince of Songkla Univ):スマトラ沖地震の津波によるマングローブ林の被害と環境変化
2-12 pS (14:25) 阿子島 功*(山形大)・中島勇喜(山形大)・林田光祐(山形大):2004.12インド洋津波によるスリランカ南部・南西部海岸の砂丘・浜堤の越流破堤地点の地形的特徴
2-13 pS (14:42) 小松原 琢(産能研・地質情報研究部門):新潟新砂丘の形成期について15:30〜17:30 一般公開シンポジウム「庄内砂丘−その自然と人文−」
第3会場(共通分野・自然分野)午後(13:30〜15:27)
3-01 L (13:30) 斉藤實則(秋田県地誌研究会)・伊藤 尚(秋田県地誌研究会)・大坂昭治*(秋田県地誌研究会):雄物川上流域の土地利用
3-02 L (13:55) 小口久智(山形県中山町立豊田小):アメリカ合衆国の公立高校における社会科地理学習−Greeley West High Schoolを事例として−
3-03 L (14:20) 米地文夫*(ハーナムキャ景観研究所)・平塚 明(岩手県立大):植物和名ハマナスと方言・地理・歴史
3-04 pS (14:45) 小岩直人*(弘前大)・保村有美(川内高・非):青森平野周辺における大雪時の季節風の収束に関する再検討
3-05 pL (15:02) 石川 勲(東北学院大):盆地斜面に沿う気温分布特性―高つむじ山と川樋盆地斜面―
○ シンポジウム庄内砂丘―その自然と人文―(一般公開)
世話人 中川 重(山形大)・阿子島 功(山形大)【趣旨】 庄内砂丘はわが国でも有数の広がりをもつ海岸砂丘である。飛砂を防ぎ、固定化するために営々と砂防林が育てられてきた。庄内砂丘はいつ成立したのか、近世〜近代にかけての土地利用と砂防林の形成、近年の土地利用の変化、砂防林の環境保全、砂丘地域の防災などの話題を集めました。巡検“庄内平野−砂丘と低地−”の案内を兼ねます。関連する一般発表とビデオをプレ・シンポジウム・プレゼンテ−ションとします。
13:15〜13:55 ビデオ放映 庄内砂丘クロマツ物語〜その大いなる財産〜 国土交通省東北地方整備局酒田道路河川国道工事事務所 作成
14:00〜15:00 プレ・シンポジウム(研究発表プログラムをご覧下さい)
15:30〜16:30 基調講演 立石友男(日本大学客員教授)庄内砂丘林の形成と変貌
16:30〜17:30 話題提供(*巡検案内を兼ねます)
阿子島 功 (山形大): 庄内砂丘の地形と防災
松本秀明(東北学院大)・野上恭子(スタッフサービス):完新世の海面上昇と庄内砂丘の発達過程
松山 薫(東北公益文科大):庄内砂丘の近年の開発
国土交通省東北地方整備局酒田道路河川工事事務所:庄内砂丘林の景観保全(仮題)
シンポジウムのポスターはこちら(pdf版)。
○巡検テーマ:「庄内平野―砂丘と低地」
コース: 9:00発 JR酒田駅(8:15 東北公益文科大学前からバスが出ます。どちらから乗るかを前日確認します。前日ご希望あれば市役所経由)−豊里(日光川の旧河道)―穂積−酒田市城輪(きのわ)柵遺跡−遊佐町―吹浦牛渡川(湧水・小山ア遺跡・サケ孵化場)―湯田(地震噴砂地点)―十六羅漢(鳥海火山溶岩と風化)(昼食)−遊佐町菅里(砂丘の地震崩壊)−酒田北港− 酒田市―出羽大橋―赤川放水路(砂丘下部の泥炭層は現在見えない)− 浜中(砂丘地の集落)−七窪(砂丘間低地の土地利用)―湯野浜温泉―鶴岡市下川 善宝寺(貝喰の池・閉塞砂丘、土石流)−(庄内空港)−東北公益文科大学前−JR酒田駅解散予定17:30(コースを短縮することがあります)
案内者:中川 重・阿子島 功・葛西大和・八木浩司・山田浩久(山形大)・松山 薫(東北公益文科大)・山口泰史((株)荘銀総研)・澤 祥(鶴岡高専)
定 員:25名(申込順)費 用:5,000円(10月8日に受付でお支払いください)
※10月8日に巡検当日のバスの乗車地点を確認します。@東北公益文科大学前 A酒田市役所 BJR酒田駅
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